診療について
動物医療の発展により、治療方法の選択肢も以前より増えています。当院では病気に対する検査や治療方法について、複数の方針を飼い主様にご提案し、治療のメリット・デメリット、費用についても分かりやすくご説明致します。
その子にとってベストだと思う方針を飼い主様にお選び頂き、検査や治療を適切に行っていきます。少しでも気になることやご不明点がある場合は、遠慮せずに何でもご相談下さい。
診療科目
内科(内分泌科、神経科、循環器科、消化器科、泌尿器科、呼吸器科、腫瘍科)
ワンちゃんやネコちゃんは病気にかかっても、本能的に症状を隠そうとします。異変に気づくのが遅れてしまい、気づいた時には病気が既に進行しているケースも多くあります。まずは血液検査や超音波検査、レントゲン撮影などから現状を診断し、必要な治療を提供することが内科の主な役割です。基本的には投薬治療を中心に行い、症状の改善を目指します。
こんな症状にご注意下さい!
- 食欲がない
- くしゃみがでる
- 呼吸が苦しそう
- 下痢や嘔吐する
外科(一般外科、整形外科)
外科では避妊・去勢、骨折・脱臼、尿管・尿道・膀胱結石の摘出、軟部外科・胸部外科・歯科など、幅広い症例に対して手術を中心とした治療を行います。
手術は基本的に全身麻酔が必要であり、身体に負担をかける恐れがあります。当院ではワンちゃんやネコちゃんに本当に手術が必要かどうかを見極め、飼い主様にも事前にご相談し、ご理解・ご納得頂いてから手術を行っております。
こんな症状にご注意下さい!
- 痛そうにしている
- 歩き方がおかしい
- 骨折してしまった
皮膚科
皮膚のトラブルは、ワンちゃんやネコちゃんに特に多い病気です。「体を痒そうにしている」「抜け毛が急に増えた」などは、皮膚の異変が関係しているかも知れません。また、皮膚病は原因や症状もさまざまであり、なかには長期間の治療が必要な症例もあります。当院ではスキンケアや食事内容を含めて、その子にとって適した治療プランをご提案致します。
こんな症状にご注意下さい!
- 皮膚が赤い
- 体をずっとかいている
- 毛が異常に抜ける
眼科
目の病気は、早期発見・早期治療が重要です。大切なペットの視覚を失わせないためにも、上記のような異変がある場合は早めにライフ動物病院までお越し下さい。当院では眼科手術にも対応し、緑内障や白内障、角膜疾患、視力低下、眼内炎、腫瘍といったさまざまな眼のトラブルを診療しています。
こんな症状にご注意下さい!
- 目ヤニの量が増えた
- 目が痛そう・かゆがる
- 目の色が濁っている
- モノによくぶつかるようになった
- 目の表面に光沢感がない
- 眼球が膨張している
特に緑内障は早急な対処が必要です
- 眼をしょぼしょぼさせ、涙を流すようになった。
- 目を痛がるようなしぐさをする。
- 目が急に白っぽく濁り、充血するようになった。
- 左右の瞳孔の大きさが違う。
- 眼球が大きくなっている。
上記のような症状が出た場合は、急いで当院にお越し下さい。緑内障の中でもゆっくりと進行していく慢性緑内障の場合、飼い主様が症状を確認されるまでに時間がかかります。病気の兆候がない場合も検診を受け、眼圧検査で早期発見に努めましょう。
歯科
犬や猫は虫歯にはなりにくい一方で、歯周病になりやすく、4歳以上の小型犬や猫において約80%がかかっていると言われています。歯垢を歯みがきをせず放置したままにすると、口の中の細菌やカルシウムと混ざって固い歯石になります。歯石は歯みがきでは落とすことはできません。それら細菌などによって引き起こされた歯ぐきの炎症を歯肉炎・歯周病と呼びます。
歯周病は口だけの問題ではなく、原因細菌が血流を介して全身に悪影響を及ぼし、弁膜症、腎盂腎炎や肝炎などの多臓器不全を引き起こすこともあるのです。症状の重症度にもよりますが、「歯石除去」「抜歯」「抗生剤の服用」などの治療が必要になってきます。当院では無麻酔/麻酔下での歯石除去や抜歯を行っております。麻酔下での歯石除去では、歯科ユニットを用いて歯の表面を傷つけないように超音波スケーラーにて歯石を剥がし、以降歯石をできるだけ付きにくくするために表面をツルツルに研磨します。
こんな症状にご注意下さい!
- 口臭がする
- 歯が汚れている
- できものがある
- 歯茎が赤い
- 歯がぐらぐらする・抜ける
検査
言葉を話せない動物たちの診断には、事前の検査が重要です。ただし、検査によっては、体に負担をかける原因にもなります。
当院では飼い主様にしっかりとご説明した上で、必要な検査をさせて頂きますので、どうぞご安心下さい。
- 血液検査
- レントゲン検査
- 血圧測定
- 尿検査
- 超音波検査
- 心音図検査
- 糞便検査
- 心電図検査
- 歯科・眼科検査など
手術
手術では安全性を何よりも重視し、身体にかかる負担をできるだけ抑えるように努めております。また、当院ではインフォームドコンセントを徹底し、飼い主様のご同意を得てから手術を開始します。手術に関するご不明点やご要望がありましたら、担当の獣医師に何でもご相談下さい。
また、術前・術後のご説明から退院後にご自宅で行えるアフターケアまで、きめ細やかなフォローで飼い主様の安心をサポートします。
難症例や特殊な検査が必要な場合、もしくは飼い主様のご希望などに応じて、大学病院をはじめとする二次診療施設(高度医療施設)のご紹介も可能です。当院と二次診療施設が連携しながら、治療を進めていきます。
- 避妊・去勢手術
- 眼科手術
- 腫瘍外科手術
- 整形外科手術
- 神経外科手術
- 口腔外科手術など